ここでは、Denbun POP V3.1P R1.0への移行方法について説明します。
Denbun POP版は「V3.1P R1.0」からメール情報の保存先が変更になりました。
V3.0からV3.1へのアップグレードに伴いメール情報の移行を行って頂く必要があります。
移行をはじめる前に・・・ |
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本手順書は、Denbun POP V3.0P R1.1からDenbun POP V3.1P R1.0への移行手順となります。
V3.0P R1.1以前のバージョンをお使いのお客様は「V3.0P R1.1」にアップグレード後、本手順書に従ってください。
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Denbunに対してアクセスがない状態で行ってください。
自動受信バッチをお使いの場合は自動受信バッチを終了させて下さい。
タスクマネージャより、「プロセス」の一覧を表示し、スケジューラー(dnpscheduler.exe)、自動受信バッチ(dnpemlautorecv.exe)を選択し、”プロセスの終了”を選択することで、モジュールを停止することが可能です。
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アンチウイルスプログラム等を停止した状態で行ってください。
移行処理に伴って作成したメールファイルが、Denbun以外のアンチウイルスプログラム等によって強制的に削除されてしまうことがあります。
その場合、対象のメールは正しく移行できません。
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Denbunのモジュールおよびデータベースのバックアップを行ってください。
バックアップについてはこちらを参照して下さい。
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事前にサーバーのハードディスク空き容量を確認してください。
メール情報の移行を行うにあたり、PostgreSQLのデータフォルダの約1.5倍の空きディスクが必要となります。
ハードディスクに空き容量があることを確認してください。
また、移行完了後にはPostgreSQLのデータフォルダからメール情報を削除しますので、データフォルダのサイズは小さくなります。
<PostgreSQLのデータフォルダの例>
・Windows: C:\Program Files\PostgreSQL\8.3\data\base
・Linux: /var/pgsql/data/base
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移行作業にかかる時間の目安について。
移行作業における主な手順について、所要時間の計測事例を以下に記します。
【計測環境】
OS | : Windwos Server 2008 R2 |
CPU | : Intel Xeon E5410 (2.33GHz 4C) * 1 |
Memory | : 8GB |
Disk | : 273GB RAID 0 (146.8GB SAS 10Kprm * 2) |
【対象データ】
ユーザー数 | : 2000人 |
総メール件数 | : 500,000件 |
PostgreSQLのデータフォルダ | : 100GB |
計測結果
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手順1.データのバックアップ |
約 5 時間 |
手順3.メール情報の移行 |
約 6 時間 |
手順5.移行元データの削除 |
約 2 時間 |
手順6.PostgreSQLの不要領域回収 |
約 1 時間 |
手順7.全文検索用の索引データ作成 |
約 8 時間 |
※ご使用の環境、各メールデータの内容(メール本文の量や添付ファイルの量)等によって所要時間は異なります。
あくまで目安としてご利用ください。
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